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「給食の歴史」藤原辰史

学校給食の実施に当りては、貧困救済として行わるるものたるが如き感をあたうることなく、寧ろ養護上の必要に出ずるものなるが如くし、周到なる注意を払うこと (本書52p「学校給食臨時施設方法に関する件」より) 本書の概観 本書は給食の歴...
法学

法の正当化について

きっかけとなったはてな匿名ダイアリーの記事について を読んで、個人的にいくつか気になったことがあったので、調べてみました。 上記記事は ①法律の文言の正当性の根拠は何か(原本⇒複写の問題) ②法律の内容の正当性の...

「<法と自由>講義」仲正昌樹

概要 本書は、ルソー、ベッカリーア、カントの法哲学思想を読んでいくことで、法の本質を理解しようとする本だといえます。 第一回では、社会秩序からいかにして権利が生じてくるのか等がみられ、第二回では、東浩紀氏の一般意志2.0論における『...
法学

「論究憲法」感想

概要 本書は、論究ジュリストに掲載された憲法に関連する論稿のうち、一般に関心がもたれそうな論稿をあつめて再構成したものです。 そうした成立過程から、本書の扱うトピックは多岐にわたります。(憲法の成立過程から、現代の個人情報保護、ヘイ...
イギリス

イースト・エンドを知るために:「塗りつぶされた町」サラ・ワイズ

イースト・エンドについて イギリスのイースト・エンドと呼ばれている地区は、かつて貧困者の集まる地区でした。 ここの成立について「イギリス近代史講義」をひらくと、港が成立におおきくかかわっていることが指摘されています。 まず「ロ...
未分類

「死刑囚最後の日」ヴィクトル・ユゴー 小倉 孝誠 訳(光文社古典新訳文庫)

概要 本書はビセートル監獄に収監された死刑囚の手記という形式を通じて、ユゴーが死刑制度に反対する意思表示を行った小説です。まず1829年に匿名で出版され、のちに実名で刊行しなおしました。このさい、(本書にも併録の)1832年の序文が付され...

民法と民族からみた所有権:「「所有権」の誕生」 加藤 雅信

概要 本書は、所有権の発生を人類学的見地、法的見地から考察した本といえます。 所有権について、マルクスは「経済学・哲学草稿」で 疎外され外化された労働によって、労働者は、労働とは疎遠な、労働の外部に身を置く人間と労働の関係を生み出...

自作農の成立を中心に:「入門戦後法制史」岩村等編著

概観 本書は主に大学一二年生を対象にかかれた、戦後法制史の教科書です。
AI

1月に読んだその他の本 「AI時代の憲法論」「鳥居の密室」ほか

1月に読んだけれど、記事をたてていなかった本をまとめて紹介します。(今回は3冊)
SF

「ある日、爆弾が落ちてきて」古橋秀之

感想 「〇〇」(あとがき参照。)をテーマにした、ボーイ・ミーツ・ガールのSF短編集。昔読んだ記憶がありますが、改めて読んで、完成度の高さにきづかされました。 もう出版から10年以上たつ作品ですが、古さを感じさせません。このあた...